すたに旅館について
歴史
百五十年に渡って出雲大社
参拝のお客様を迎え入れてきた
「すたに旅館」
その始まりは
江戸時代に遡ります
江戸
初代となる大和屋兵々衛が旅館業を営んでいたかは記録が残っておりませんが、2代目となる須谷勇市の時代には宿屋として営業をしていたと思われます。それは、平成2年に母屋の屋根改修工事の際に、天井裏から発見された野地板に、嘉永5年(1852年)3月7日に備中新見・吉佐屋長蔵氏が4人連れで宿泊したことが記されていたことから推察されます。
明治・大正
江戸時代に別れを告げ、明治・大正の活気に満ちた時代を「御宿 大和屋」として、参拝客・旅行者の宿泊をお世話し続けてまいりました。
大正時代に揃えた食器がいくつか現存し、現在もお客様のお膳に並ぶことがあります。
昭和
昭和になってから、旅館名を現在の「すたに旅館」と改称しました。
昭和5年に撮られた写真には、立派な「門」があったのが見えます。残念ながら、車社会の到来により昭和39年に取り壊されております。
現在
令和の時代となった現在でも館内の各処には
創業当時のままの姿を残しています。
そしてこれからも変わらない姿で皆様をお迎えいたします。